大いなる浄土真宗 |
浄土真宗は大きく語れば
念仏往生であり、念仏成仏です
“浄土真宗のならひには、念仏往生と申すなり”
“選択の大宝海に帰して念仏成仏すべし”
大無量寿経による往生を解釈するは
浄土論であり、入第一門は18願の帰命の信心
入第二門は12願成就文の光明称讃の称名です
信心往生と称名往生の二つの往生を解釈
していますが、この二つを合して一願建立の
専修念仏としたのが道綽禅師
入第一門と入第二門の構成をそのままにして
12願の専修念仏を17願に合したのが親鸞聖人です
行巻の真実17願は12願になっています
大行とは無碍光如来の名を称するなり
は讃歎門の光明称讃です
教行信証に「仏の名号をもつて経の体とするなり」とあれば教巻に名号あり
先ず教巻から信巻の信心にて名号を頂きます
次いで教巻の名号は行巻にて称讃されます
前念の信巻は後念の行巻から名号を頂くことはありません
天親菩薩の菩薩の称讃大行と曇鸞大師の鸞菩薩の称名破満を
選択本願の行、選択称名の願と名づける故に
親鸞と名のる所以です
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二願顕称 矢野正慈
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